8:名無しNIPPER[saga]
2018/07/26(木) 18:12:41.86 ID:FRT+znic0
このみ「演技? 私を騙したってことかしら?」
(二人のもとにアイスコーヒーが置かれ、店員が会釈してさっていく。機を見計らってPが説明しだす)
P「このみさんに相談したのは嘘偽りはないでしょう。困っている、というのも。
でも、それは『正統派アイドルとして否定しないといけない自分』を演じている立場からのもので、本心じゃない」
このみ「本当は『清純なアイドル』と見られたくない、ということ?」
P「風花は、アイドルなら明るく元気な存在という先入観がありました。でも、大胆なポーズを取って撮影する自分とでは重ならなかった。
理想と現実、というと言い過ぎですけど、目標としていたアイドル像から離れた自分を受け入れられず、遠ざけてしまった。それが心の仮面となり、悩みになっているんです」
このみ「それならなおさらグラビア撮影を控えた方がいいんじゃない?」
P「うーん、こればかりは見てもらった方が早いですね。
…グラビア撮影はここから近くの撮影スタジオでこの時間にありますから、予定が空いてれば来てみて下さい」
(Pは懐からメモ帳を取り出し、期日と場所とを記してから紙片を破り取り、このみに渡す。スマートフォンを取り出し、スケジュールを参照してPを向き直る)
このみ「今のところは空いてるわね。わかった。行くわ!」
(このみが注文票を取り支払いを済ませようとするのをPが止める。Pが、支払いをこちらが持つと提案すると、このみは頷いて先に劇場へ戻って行った)
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