生徒会長「君の名を呼びながら胸を揉むと、すごく気持ち良いんだ」庶務「はい?」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/24(金) 21:35:54.19 ID:a6hnrGwy0
「おい」
「えっ?」
「ちょっと、デコ見せろ」

しばらく互いに無言で草をむしっていると。
いきなり、おでこを見せろと、要求された。
言うが早いか、前髪を掴まれデコ丸出しに。

「も、もう平気ですって」
「でも、痕が残ってんじゃねーか」
「俺の不注意ですから、気にしないで下さい」

もう何度目とも知れないやり取り。
俺のおでこにはちょっとした傷があった。
それについて、議長は責任を感じてる様子。

あれは、まだ高校に入学して間もない頃。

掃除当番で、教室のゴミを捨てに行く道中。
俺は生まれて初めて、カツアゲを目撃した。
気弱そうな男子と、怖そうなヤンキー集団。
ギョッとして固まっていると、怒号が飛ぶ。

「おいっ! てめーら、何やってんだ!!」

それはヤンキーの怒鳴り声、ではなく。
のちの議長の怒声だった。これが出会い。
この人は、悪役に見えて正義の味方だった。


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