18: ◆jA.QsgyP6U[saga]
2018/10/18(木) 00:58:34.86 ID:GDHcWqHB0
「どうして俺みたいなただのしがない研究員が1人でグリフィンの……それも最前線の第3区域に連れてこられてるんだよっ!?」
良太が悲鳴じみた声をあげる。
なにせ今彼の目の前に聳え立つ山の様な風体をした巨大な軍事施設【グリフィン第3区域】は、本来であれば彼の崇拝する英雄の1人、太田指揮官が直接指揮を執っている場所だ。
ただでさえせっかく生太田指揮官を見れると思ってウキウキしていたのに、これではまさかのすれ違いだ。それに所謂草食系男子の良太には、あまりにこの雰囲気はアウェイ過ぎた。
先程から冷や汗が止まらないのだ。
なんというか、アニメや映画の世界ではない“本物の戦場”を感じる。毎日の様に命を賭して闘う少女達の姿が、良太にはハッキリと見える気がした。
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