京太郎「アナタが犯人です」咲「ファーストシーズン」【古畑パロ】
1- 20
28: ◆fb1bBQYqlo[saga]
2018/10/21(日) 13:35:01.00 ID:Q+hi8JiE0


照「ど、どうかしたの?」ドキドキ

京太郎「ああ、いや。このシミなんですけど……位置が少しおかしくて」

照「え?」

和「確認ですが、宮永さんは帰宅して遺体を発見した時に買い物袋を落とされたんですよね?」

照「う、うん。そうだけど」

 何かおかしい部分があったのだろうか
 いや、そんな筈は無い
 照はパニックにならず、冷静に言葉を選んで返す

京太郎「よく見てください、照さん。この位置関係を」



  (シミ) (  遺  体  )       ( 扉 )
 


照「???」

和「宮永さんが部屋に入って遺体を発見したなら、買い物袋を落とすのは扉の近くの筈ですよね?」

照「あっ」

和「つまり、こういう位置になるはずなんです」

  
       (  遺  体  )    (シミ)( 扉 )


和「この位置にシミが付くには、一度遺体をまたぐ必要があります」

照「そ、それは」ドクンドクン

和「どうして、こんな場所にシミが?」ジィー

照「だって私、躓いたから」

和「躓いた?」

照「……部屋が暗かったから、それで」

 嘘は言わない
 今、彼女は自分の反応を見ている
 照はそう判断し、可能な限り全て真実を話す事にした

照「入ってきて電気が点いてなかったから、歩いていたらつまずいたの」


京太郎「!!」ピクッ


和「すぐに電気を点けなかったんですか?」

照「点けようと思ったけど、リビングの電気のスイッチは少し遠いから」

 そう言って、照はリビングのスイッチを指差した
 この広いマンションには、電気のスイッチが無数にある
 無駄に豪華な造りも面倒だと、照は普段から不満を感じていた

和「ああ、なるほど。こっちのスイッチがリビングのスイッチかと思っていましたが、あちらでしたか」

照「うん。それに、そこに死体があるなんて普通は思わないでしょ?」

和「確かにそうですね。すみません、納得できました」

京太郎「……そっか。そういう、事なら」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
48Res/57.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice