京太郎「アナタが犯人です」咲「ファーストシーズン」【古畑パロ】
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34: ◆fb1bBQYqlo[saga]
2018/10/21(日) 13:43:38.37 ID:Q+hi8JiE0

 
 マンションのリビングにて、捜査を続けている和
 そんな彼女の元へ、二階から降りてきた照が近付いてくる

照「お疲れ様」スタスタ

和「あ、もう平気なんですか?」

照「少しは、良くなったかな」

和「そうですか。あの、一つお伺いしても?」

照「なに?」

和「実は、この猫ちゃんの具合が悪いようで」

猫「にゃおーん」

照「……どうして?」

和「餌箱を拝見したんですが、一口も食べていないんですよ」

 そう言って和は、近くに置いていた餌箱を照に見せた
 確かにその中には、手付かずのキャットフードが残されている

照「変だね。こんな事、今まで一度も無かった」

和「心配です」

照「……いつも菫が18時ピッタリに餌を上げて、全部すぐに食べちゃうのに」

猫「にゃーご」

 猫はそのまま、キッチンの方へと消えていく
 照がその後ろ姿を視線で追うと、その先に立っている京太郎を見つけた

照「京ちゃん? 何をしているの?」

京太郎「ああ、照さん。実は、少々小腹が空いちゃって」

 そう言って京太郎は、例のラップに包まれた麻婆豆腐の皿を手に取る

京太郎「もしよければ、これ食ってもいいですか?」

照「!!!」

京太郎「実は昼から、何も食べてなくて」

照「そ、それは……」

和「駄目ですよ須賀君。それは、弘世さんが宮永さんの為に残した最期の料理なんですから」

 動揺しそうになる照だが、思わぬところから援護射撃が飛び出した
 
京太郎「そっか、やっぱりそうだよな。とても美味しそうだから、つい」

照「そ、そう? じゃあ、食べてもいいよ」ニヘラ

京太郎「いいんですか?」

 京太郎が落ち込む顔を見て、美味しそうだと言ってくれた事が嬉しくて
 照はついつい、食べる事を許可してしまう


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