2:1[saga]
2018/12/31(月) 21:16:16.91 ID:5HVmwGJ40
1988年9月某日―――
四国の瀬戸内海・播磨灘にある小豆島
その日、僕たちのヒーロー南光太郎はこの小豆島を訪れていた。
何故彼が遠路遥々この島を訪れたのか?それはある人物と会うためにあった。
「光太郎さん。よく来てくれたね。」
「いらっしゃい。光太郎さん。」
小豆島を訪れた光太郎をある親子が暖かく出迎えてくれた。
大門明とその息子の輝一。
父親の明は有名なオートレーサーで息子の輝一も相当な腕の持ち主だ。
そんな大門親子が何故この小豆島にいるのか?
その事情は今から一年前まで遡る。
大門明の父であり機械工学の権威でもある大門洋一博士が何者かによって殺害された。
大門博士を殺害したのは暗黒結社ゴルゴム。
博士はゴルゴムから文明破壊用バイク・ロードセクターの改造を任されていた。
だがその企みに反対した博士はロードセクターの在り処を息子の明に託して
ゴルゴムの要求には決して応じなかった。そのせいで博士はゴルゴムに殺害された。
生き残った明と輝一の親子はロードセクターを打倒ゴルゴムに燃える南光太郎に託した。
それから自分たちはゴルゴムの追っ手から身を隠すためこの小豆島に逃れていた。
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