6:1[saga]
2018/12/31(月) 21:20:25.12 ID:5HVmwGJ40
「光太郎さん!こっちだよ!」
その夜、光太郎は明と輝一に連れられてこの小豆島で行われている祭りに参加した。
「そいやっ!そいやっ!」
大門親子は先に祭りの広場にある神輿を見ようと行列を潜っていった。
まるで世界に平和が戻ったことを表すかのように祭りは活気だっていた。
街道には屋台が出店して
半被を着た若衆が神輿を担いで賑わい大人も子供も盛り上がっていた。
「これが平和なんだな。」
この様子を見て今まで暗く俯いていた光太郎の心に少しばかりの明るさが戻った。
親友秋月信彦の死を未だに受け入れずにいるがそれでも落ち込んでばかりはいられない。
この平穏な一時を自分たちも楽しもう。
光太郎もまた気持ちを切り替えて会場の中央広場と足を運ぼうとした時だ。
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