分別のつかない僕っ娘「要するに、善悪とは主観的なものなんだよ」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/02/03(日) 21:29:53.77 ID:akmR/FL90
「……俺が、臆病者だと?」
「そう。あなたは私に舐められるのが怖いの」
「違う」
「いいえ。違くないわ」
「違うって言ってるだろっ!!」

つい、怒鳴ってしまった俺を悪党は嘲嗤って。

「じゃあ、臆病者じゃないって証明して」
「えっ?」
「あなたが真の正義の味方なら出来る筈だわ」
「何を……?」
「私のお尻を舐めなさい」
「おっ?」

何だそれは。どんな理屈だ。意味不明すぎる。

「ああ、ごめんなさい。飛躍しすぎだったわ」
「お、おう」
「まずは私があなたのお尻を舐めるのが先ね」

おかしいな。何故か、話がふりだしに戻った。

「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
「どうしたの? やっぱり怖い?」
「こ、怖くない! 怖くなんてない、けど……」

狼狽えると、ここぞとばかりに提案してきた。

「じゃあ、キスだけ、とか?」
「まあ……そのくらいなら」
「……チョロすぎ」
「えっ?」
「なんでもないわ。早くお尻を出しなさい」
「あ、ああ……わかった」

こうして俺は、まんまと悪党の口車に乗った。


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