白菊ほたる「運命の輪」 【ウルトラマンジード×シンデレラガールズ】
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8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/03/20(水) 15:35:49.83 ID:2rdIn1Hc0

 その後、今のプロデューサーさんに拾われ、私は現在この事務所にいます。
 またもや迷惑をかけてしまうのではないかとこの体質のことを打ち明けたとき、彼はひとつ提案をしました。

P『うちの事務所にはさ、めちゃくちゃ運がいいお姉さんがいるんだ』

P『その人とユニットを組んでお仕事してみよう。そしたら不安も晴れるよ』

 そのお姉さんというのが茄子さん――鷹富士茄子さん。
 私より七つ年上の茄子さんはプロデューサーさんの言う通り常軌を逸脱した幸運の持ち主で、私とはまるで対照的でした。

 おみくじの類では毎回大吉、ガラポンを回せば必ず特等を引く。
 お年玉付き年賀状は全て当選し、どんな荒天の予報でも彼女が出掛ければ快晴と変わる。

 そんな彼女だからいつもにこやかで、周りもまたそれに引っ張られて笑顔を咲かせていました。
 幸せが幸せを生む好循環。彼女は私の理想としているアイドル像を実現させていました。

 私の不幸は相殺されたのか、それとも掻き消されたのか。
 それはよく分からないけれど、お仕事においては、今のところ大きな不幸が襲ってくることはありませんでした。
 せいぜいたまに機材の調子が悪くなったりするくらいで、私は安心してアイドルを続けることができていました。

 だけど――



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