静香千早「「アライブファクター」」 【ミリマス】
1- 20
20: ◆0NR3cF8wDM[saga]
2019/06/30(日) 00:29:55.98 ID:+e3phmGi0

 と。
 不意に、千早が振り返った。
 視線がぶつかる。
 こつ、こつ、こつ。千早はゆっくりと静香の方に向かってくる。
 まっすぐに、静香を見つめていた。
 その瞳から、静香は逃げたかった。でも、逃げたくなかった。
 そこから逃げてしまえば、二度と自分はアイドルも千早の後輩も名乗れないような気がした。
 千早の足が止まる。
 肩と肩とがぶつかりそうな距離だった。

「……千早さん」

 耳元で何か優しい声をかけてくれるのだろうか。
 淡い期待が無かったと言えば嘘になる。


 しかし、千早は――


 ――ばし、と力強く、静香の背中を叩いたのだった。


 思いがけない衝撃に、よろめきそうになる。
 千早さん、と声をかけ、意図を伺おうとして、




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
40Res/28.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice