魔女「……大人、勃ち?」竜の子「ほえ?」
1- 20
3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/22(月) 23:37:36.46 ID:lIL3ZnEMO
「……とりあえず、私が若様の保護者だとご理解頂けてますでしょうか? 話はまずそれからです」
「……若様って、この子のこと?」
「はい。名のある高貴なお方のご子息です」
「……どうでもいい。でも、響きは気に入った」

それっきり興味を失ったように生贄娘から視線を逸らし、竜の子に向き直ると、黒ずくめの少女はその場でしゃがみ込んで目線を合わせてから、小さな声で脈絡なく尋ねた。

「……私も、若って、呼んでいい?」
「ほえ?」

いきなり愛称呼びの許可を求められ、頭がグルグルの竜の子はわけもわからずに、思わず自らの母のような間抜けな声を漏らした。

「若様が困っておられます。お控えなさい」
「……あなたには、聞いてない」

初対面であるにも関わらず無礼な態度に憤り、割って入ろうとする生贄娘になど目もくれず、じっと竜の子だけを見つめ続ける黒ずくめの少女の強い視線を受けて、竜の子はたじろぎ、どうしたらいいのか反応に困って、俯くと。

「……あっ」

竜の子は見てしまった。目に焼き付けた。
しゃがみ込んだ黒ずくめの少女の足元を。
露わとなっている、あられもない下着を。

黒かった。
しかも、透けていた。
黒くてスケスケ、つまり真っ黒クロスケな下着だった、なんてそんなくだらない形容をしている場合ではなかった。

「い、生贄娘に怒られる……!」

即座に目を逸らすも、その不審な挙動を見逃さなかった黒ずくめの少女に、問いただされる。

「……若、私の下着、見た?」
「ご、ごめんなさい!?」
「……若は、えっちだね」
「若様、ちょっとお話しがあります」
「ひぃっ!?」

罪には罰を与えるのもまた生贄の務めであると自負している生贄娘に首根っこを掴まれて、お尻を剥かれた竜の子はお尻ペンペンをされた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
13Res/16.22 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice