2: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:22:14.45 ID:6wqhlklP0
千夜「そろそろレッスンが始まります。行きましょう、お嬢様」
ちとせ「えー、私今の会話の流れに納得してないんだけどなー」
千夜「これ以上話していると、レッスン場まで走らなければならなくなります。朝からお嬢様に無駄な体力を使わせるわけにはいきませんので」
P「どうやら千夜に分があるみたいだな」
ちとせ「むぅ、最近私の僕ちゃんが生意気……あ、そうだ♪ 魔法使いさんが運んでくれればいいんじゃない?」
P「運ぶって、どうやって」
ちとせ「肩車とか?」
P「ずいぶん原始的な魔法使いだな」
ちとせ「嫌? 私のしろーい柔肌に触れられるチャンスだよ?」
P「俺はプロデューサーであって、タクシーじゃないからな」
ちとせ「でも僕でしょ?」
P「僕でもないが。契約書読んだか?」
ちとせ「人間の書面文化は面倒だね〜」
P「吸血鬼設定が雑なんだよな」
千夜「お嬢様。本当に遅刻してしまいますよ」
ちとせ「おっと、ごめんね千夜ちゃん。それじゃいこっか」
千夜「はい」
P「いってらっしゃい」
ちとせ「いってきまーす♪」
千夜「行ってきます。……ああ、それと、お前」
P「ん?」
千夜「今、お嬢様の柔肌を想像して鼻の下を伸ばしていたな?」
P「ぎくっ」
ちとせ「え、そうなの?」
P「そ、そんなことはないぞ」
千夜「お嬢様の美しさを前にしては仕方のないことではありますが……プロデューサーを名乗るなら、露骨に態度に出すのは控えておくことです」
ちとせ「やん、私獣に襲われちゃうかも♪」
千夜「その時は大手を振ってこの男を狩りますので」
P「ごほんっ! ほら、いってこいいってこい」
ちとせ「イってこい?」
千夜「お嬢様、それはないです」
P「ないな」
ちとせ「さっきからはしご外されるパターン多くない?」
P「大丈夫大丈夫、俺もよく外されてるから」
千夜「お前にはまずはしごを用意していません、ばー……」
P「ばー?」
千夜「バールクス」
P「映画観てきたのか」
千夜「お前って、醜くないか?」
P「純度100パーの罵倒だろそれ」
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