静香「まさか、こんな日が来るだなんて」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:43:45.42 ID:T5VGsdE90
静香「ッ……!」

半ば呟くように言って、千早はレッスンルームを出た。
しかしその言葉は静香をその場に留めておくことはなかった。

以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:44:46.50 ID:T5VGsdE90
静香「え……? で、でも、それじゃあどうして……?
  千早さんだって、あ、当たり前ですけど、私よりもずっと上手で、なのに……」

自分に問題ないのなら、自分より上の千早にだって何も問題はないはず。
なのにどうしてあんなに納得いかない様子を見せていたのか。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:45:48.40 ID:T5VGsdE90
『80%』。
本心では、静香はそう答えたかった。
自分としてはそれだけの手ごたえはあった。
だが千早の様子を見て素直にそんなことを答えられるはずもない。
だから本来の自己評価よりもずっと、ずっと低い数値を答えた。
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:48:22.33 ID:T5VGsdE90
困惑と混乱を浮かべ、ただただ茫然とする静香。
そんな静香を尻目に、千早は再び背を向ける。

千早「……また、一週間後に歌いましょう。
  あまり期間をあけることはできないから、これが限度……」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:49:20.39 ID:T5VGsdE90



響「おはようございまーす!」

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:50:58.12 ID:T5VGsdE90
千早「あ、いいえ、違うの。上手くいってないのはダンスじゃなくて、寧ろ歌の方で……」

響「へっ? そうなの?」

伊織「あら……。珍しいこともあるのね。あんた達が上手く歌えないなんて……。
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:53:09.15 ID:T5VGsdE90
千早「二人とも、ありがとう……。相談とは少し違うのだけれど、一つ、お願いをしもいいかしら」

響「もちろんなんでも言ってよね! カンペキな自分がどんなお願いでも叶えてあげる!」

伊織「私はなんでもとは言わないけど……。聞くだけ聞いてあげるわ。お願いって何なの?」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:54:31.84 ID:T5VGsdE90
千早「……そうよね。ごめんなさい、無理を言って」

きっぱりと断った伊織ではあるが、中途半端に引き受けないのも千早を思ってのこと。
それを千早自身も理解しており、謝罪を口にしながら微笑んだ。
その表情に感じたのは気まずさか、面映ゆさか、
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:56:54.07 ID:T5VGsdE90



響「――はぁ、はぁ……ど、どうだ! 伊織、どっちの勝ち!?」

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:57:36.95 ID:T5VGsdE90
響「千早が求めているもの……?」

伊織「……よく分からないけど、ちょっとでも気分が晴れたなら良かったわ」

千早「ええ。まだ上手くいくか分からないし、不安ことはあるけれど、でも、もう大丈夫」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:58:27.69 ID:T5VGsdE90
そうして最後はずいぶん騒がしく、響たちはレッスンルームを去っていった。
千早は微笑みを浮かべてしばらく扉を見つめた後、
表情を改めてプロデューサーから送られた動画を見返す。

……0%。
以下略 AAS



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