11:名無しNIPPER
2019/12/26(木) 10:37:44.09 ID:VTYFDl0eO
さらに車を走らせること数分、ようやく事務所に到着した。扉の前にはあいつが立っている。待っていたらしい。車を止めた途端に彼女が飛び出す。
「いやーん、会いたかった〜☆」
「ちょっと、外なんだからやめてくれよ。撮られたらどうするんだ? P、ありがとうな。お前が代わってくれたおかげで面倒事は全部片付いたよ」
「......まあ、いつものことだからな」
「じゃあ悪いけど、駐車場に車戻してきてくれないか? ちょっと心に2人だけで話があるんだ」
「いや、今日は社用車が無かったから自分の車で行ったんだ。邪魔だったら他のとこ手伝ってるよ」
「そうだったのか。すまん、ちひろさんには伝えておくからそうしててくれ。それにしてもP、まさか心を変なとこに連れて行ったりしてないよな? なんてな。Pがそんなことするはずないか」
「当たり前だろ? 友達なんだから」
自分の言葉に悲しくなりつつ先輩プロデューサーのデスクに向かう。背後には2人の楽しげな話し声。
「会いたかったぞ☆ 朝から会ってないとプロデューサーの顔思い出せなくなりそうだったんだからな♪」
「そんなチトセみたいなことあるかよ......」
「そんなことよりプロデューサー♪ 話ってなぁに? 結婚? 結婚か?」
「会社でそんな話するわけないだろ? 仕事の話だよ」
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