飛鳥「早くに目が覚めたから」
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5:名無しNIPPER
2020/02/04(火) 00:56:08.92 ID:WiWOK0yq0
そしてボクはコートまで着込んで、自分の部屋どころから寮から出て歩いていた。

目的はない。スマホだってない。エクステだってつけてない。
ポケットに小銭だけ入れて、やっと道路が見えるほどに明るくなった道を歩く。
誕生日という特別な日だからこそ、と意味もなく誕生日の朝の道を行く。
外は静かで、小さく口ずさんだ歌も響くように聴こえてしまって。
まるで世界に一人きりのような、いや違う。
この朝の街を独り占めにしているような、贅沢な快感を感じていた。


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