7:名無しNIPPER
2020/02/04(火) 00:57:29.87 ID:WiWOK0yq0
急に現実に戻されたような、足が地についたような感覚がして、ついは足元を見る。
連れていた子犬はこちらを見るに舌を出して上機嫌だ。
挨拶もほどほどに別れて、また一人の時間に戻る。
けれど一度戻った現実感は拭えるものではなくて。
ついポケットを叩いてスマートフォンがないかと考えてしまう。
音楽を聴こうにもスマートフォンはなくて。
行き先を失った手はエクステを触ろうとして空を切った。
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