18: ◆u/54BSBlPw[sage saga]
2020/02/08(土) 19:48:10.93 ID:RvB9VQpu0
紬さんは、まるで目の前に足場が存在すること自体が、
信じ難い異常であるかのような顔をしていた。
床に横たわるような状態になってようやく、自分が転倒したことに気付いたのだ。
「紬さん、大丈夫ですか!」
仕掛け人さまが静かに遠ざかる足音が聞こえた。
この場を任されたことに、心の中で悲痛な呻きが産まれた。
かける言葉なんて持っていないのだ。
仕掛け人さまが私に何を期待して退いたのか、どうしても分からなかった。
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