【デレマス】夢見りあむの、尊さについて。
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11: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/10(月) 00:52:18.84 ID:CDwt0mRk0

 現在時刻は夜の八時半を回っていた。事務所に始発で来たから、かれこれ十四時間、アイドル活動をやっていたことになる。

 今日は朝からテレビの収録があったのだ。

 勿論、ぼくみたいな無名も無名、ごみくずみたいな新人に名指しが入ったわけじゃない。ぼくの所属する事務所、その先輩である四人の美少女アイドルグループが地上波初登場するにあたり、引き立て役として何人か見繕われたそのうちのひとりとして。所謂バーターってやつだ。
 正直なところ人選ミスだって言わざるを得ない。少なくともぼくならぼくを選ばない。けれど、きっと上のひとたちはぼくのことなど知らないのだ。誰でもいいゆえの適当な人選。もしかしたらその隙を見てPサマがねじ込んでくれたのかもしれなかった。

 結果的に、やっぱり人選ミスだったんだろう。ぼくはひとりのファンとして彼女たちの魅力を大いに語り、語りすぎ、そして大いにダメ出しもしてしまったのだ。



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