13: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/02/10(月) 00:56:05.75 ID:CDwt0mRk0
Pサマは怒っていたけれど、どこか嬉しそうな、楽しそうな顔をしていた。だからぼくは、やってしまったという自己嫌悪よりも、よっぽど自慢気が勝っているのだ。
初テレビ出演のお祝いに餃子も買ってもらったし!
薄汚れたコートを着たまま、Pサマは餃子を電子レンジに突っ込んだ。
「飯食ったら、どうする? 少し休んでくか? それとも家まで帰るか?」
ここから家までは一時間弱かかる。時間帯的にはがら空きだろうから、乗ってしまえば座れるはずだ。ただし乗換での階段昇降を思うと……。
「ねー、泊まっちゃだめなの?」
「だめってこたぁないが、シャワーもねぇぞ。どうすんだ」
「近所にお風呂屋さんないの?」
「ねぇなぁ」
「じゃ、じゃ! じゃあさPサマ! 車でぼくを送ってってよ! いいじゃんそれくらい! どうせこのあとやることもないっしょ!」
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