西住しほ「ウミガメのスープ?」
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7:名無しNIPPER[saga]
2020/03/05(木) 20:15:56.51 ID:Bd8Crw6I0

 そのとき、西住しほは思い出した……この笑顔、幼少期の娘のものだ……つまりは……

しほ(みほ……あのボケだかバカだかいうクマといい、この娘はサドの気質があるのかもしれない。でも――ここは母として、戦車乗りとして、退くわけにはいかないわね……)

しほ『逃げるという道はないわ。例え無限軌道でもね……質問、男がニセモノのウミガメのスープを食べたことはありますか?』

カチューシャ「あるわ! いい質問ね!」

カチューシャ(初めて聞いたとき怖かったのに……なんでこの問題を選んじゃったんだろ……)

しほ『……そのニセモノのスープが自殺の原因ですか?』

カチューシャ「そうよ! あと少し!」

カチューシャ(じれったいわね! べ、別に怖くなってきたわけじゃないけれど! 早くこの地吹雪のカチューシャが考えた問題解いて欲しいだけよ!)

みほ『ゴールまで近いからこそ慎重にね!』

しほ『そうね。旗車周りの戦力をしっかり削っておくわ……ニセモノは沈没した時に飲みましたか?』

カチューシャ(もう気づいているかしら?)

カチューシャ「イエスよ!」

みほ『お母さん、一回回答してみる?』

しほ『そうね。回答』

カチューシャ「受けて立つわ!」

しほ『男が乗っていた船が沈没して……なんとか近くの無人島に着いたけれど食料はなかった。他の生き残りは周りの死体を食べて飢えを凌いだけれど、男は拒否。見かねた人がウミガメのスープと偽って人肉スープを渡し、生き永らえた……だけれどレストランで本物のウミガメのスープを食べた時、明らかにニセモノと違っていたから全てを悟って…………周りが食べる中拒否するくらいだし……』

カチューシャ「そ、そこまで想像つくのは怖いわ……正解よ!」

しほ(え……考えられる限り怖いのを言って怖さをやわらげようと思っていたのに……何それ怖い)



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