【鬼滅の刃】彼女に手向の花束を【ぎゆしの】
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1:名無しNIPPER
2020/04/07(火) 22:07:35.57 ID:73mvxtQeO
「おやめください!水柱様!」

 最後の戦いを終えてしばらくしてから、蝶屋敷に看護師である女の子の叫び声がこだまする。

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2:名無しNIPPER
2020/04/07(火) 22:08:42.08 ID:73mvxtQeO
「何事ですか!?」

 この屋敷の主人、胡蝶しのぶに代わって治療を取り仕切っている神崎アオイが叫ぶ。いつも一癖も二癖もある鬼殺隊員が集まる蝶屋敷ではトラブルなど日常茶飯事だ。けれど、今日この日だけはトラブルなど起こしてはならないのだ。


3:名無しNIPPER
2020/04/07(火) 22:09:18.91 ID:73mvxtQeO
「アオイ様…水柱様が…」
「…水柱様…これはどういうおつもりですか?」
「…」

 アオイは水柱こと、冨岡義勇をジッと睨む。睨まれている義勇は見つめ返しはするものの、特に何も答えない。


4:名無しNIPPER
2020/04/07(火) 22:09:50.43 ID:73mvxtQeO
「…」
「ちょっと!どこに行くんですか!?」

 アオイを無視して、その場を去ろうとする義勇に立場を忘れて叫ぶ。それくらい、今日と言う日は邪魔されてはならないのだ。



5:名無しNIPPER
2020/04/07(火) 22:10:18.54 ID:73mvxtQeO
「…他に花はないか?」
「…は?」

 ようやく返ってきたのは、意味のわからない問いだった。花?どうして花など気にするのだろう。


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