もしもし、そこの加蓮さん。
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289:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:29:48.25 ID:7gnP6kF90


 「は……ふっ……」

軽くストレッチをこなしたら、トレーニングウェアに着替えて近所をジョギング。

現在のルートは第五まで開拓されており、
加蓮は毎回ストップウォッチでタイムを計っています。

少しずつ縮まっていくタイムを見てガッツポーズを決めるのは、
加蓮の大切な日課の一つです。


 「おはよー」

 「おはよう。今日は?」

 「更新ならず」

 「残念。さ、食べちゃいなさいな」

 「はーい」

軽くシャワーを浴びたら朝ご飯です。
父がまだ居れば三人で、もう出かけて行った後なら母と二人で朝食を囲みます。


ちなみにお泊りした誰かがここに加わると、
二人は人が変わったみたいに大はしゃぎして、特に父は遅刻寸前まで粘ります。

美嘉の家にお泊りした際も似たような感じだったので、
もしかしたら親というのはそういう生き物なのかもしれないと、
加蓮は密かに考察していました。


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