20: ◆twvOK8mV6U[sage saga]
2020/06/12(金) 20:40:10.54 ID:ZeVBIg7K0
神山「では、第七問です!
この問題に正解すれば、いよいよドリームチャンスですよ〜!」
加蓮「……………」
神山「第七問!
…えーその前に、実は今、私の手元にこんなものがあるのですが」
加蓮「!!!」
神山「このピアス、見覚えありますよね?」
加蓮「なんでアンタがそれ…!!」
神山「まあ流石に実物は用意できなかったんですが…。
あなたが高校三年生の時、あなたの元担当プロデューサーが、これと同じピアスをある人へのプレゼントに購入しました。そのある人とはいったい誰?」
加蓮「………!」
神山「A、同じ事務所の事務員。B、同じ事務所の女性上司。C、自らの担当アイドル。D、自らの恋人」
加蓮「……………」
神山「さあ北条さん、答えを—————」
加蓮「ねえ」
神山「はい?」
加蓮「……アンタ何がしたいわけ?
こんなこと思い出させて!!アンタ何がしたいの!?」
神山「…………あれ?答えられない感じ?
困ったな〜。答えてくれないと困るんだけどな〜。
あっそうだ!奥義使っちゃいましょうか!ねっ!奥義!」
加蓮「いらない」
神山「えっ?」
加蓮「アタシ帰る」ダッ!
神山「……北条さん」
神山「ここは夢を叶える場所です。
人はだれしも、心の中に触れられたくないものを持っているんです。
そこから目を背ける人間に、夢を叶える資格はありましぇん」
加蓮「………………」ギリ
神山「……おかえりなさい。北条さん」
加蓮「……」
神山「戻ってきてくださってありがとうございますと言いたいところなんですが、ちょっと今時間押してるんですよね〜。急がないと……。
それでは、答えをどうぞ!」
加蓮「D」
神山「Dってなんでしたっけ」
加蓮「……びと」
神山「はい?」
加蓮「自らの恋人!!」
神山「……正解です!!!」
神山「おめでとうございます!!一千万円獲得です!!」
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