【ガルパンSS】沙織「彼女のうたかた」エリカ「ある日の喫茶店での出会い」
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20:名無しNIPPER[saga]
2020/07/03(金) 01:17:28.19 ID:a4T5KC6j0




日は過ぎてある日のお昼休み。

場所は学校の食堂。

私はいつものようにあんこうチームの皆とお昼を食べていた。


「武部殿ー」

「ん?何?」


はす向かいに座ったゆかりんに呼ばれ私はそちらを向く。


「いえ、先ほどからスマホが気になってるみたいですから」

「ああ、今ちょっと友達からのメールの返信待ち」

「他の学校のですか?」

「うん、そうだよ」


そう言うとゆかりんだけじゃなく、みぽりんもわぁと可愛らしい声を出す。


「他校で武部殿が仲良さそうなのと言うと…………候補が多すぎて絞れませんね」

「沙織さんみんなと仲良くなれるものね。羨ましいなぁ……」

「沙織の場合は顔が広いというよりただお節介なだけだ」


口々に褒めてくるゆかりん&みぽりんに私がふふんと胸を張ると麻子がいらぬ横やりをいれてきた。


「そういうのは一人で起きられるようになってから言って。今日だって三回もモーニングコールしたのに遅刻したでしょ」

「むぅ……」


言い返してやると麻子は言い返せないようで、黙って日替わり定食へ箸を伸ばす。


「それで、メールの相手はどなたなんですか?」


隣で山盛りのラーメンとチャーハンを食べてる華がそう尋ねてくる。


「んー……内緒」

「なんですかそれー」

「もったいぶるなー」

「意地悪はダメですよ?」


ブーブーと不満の声が上がるものの私は断固としてNOを突き付ける。




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