あなた「空の女王」
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5: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/11/29(日) 17:39:03.97 ID:r/r3W2ps0

彼方(環境が良い。部長の言うそれも、本音だ。だけど…)

彼方(言葉の奥から、底知れないものを感じてしまった。かすみちゃんだけを残した…)

せつ菜「………私、どうすればいいかわかりません」

璃奈「璃奈ちゃんボード『同感』」

エマ「私たちの元じゃ、ダメなのって思う……」

彼方(そして、何より。なぜ歩夢ちゃんをあの子はこの場に呼んでいない?)

彼方「…枕忘れた…、戻る」

彼方(……かすみちゃんと何を話すの?)

空き教室

あなた「言いたいことは二つ」

あなた「果林さん達は決して裏切ってなんかない。私たちの大切な仲間であって、戦友であってライバル…だから、レベルアップしたい。しずくちゃんはまさしくそんな理由。だから悪く言わないで」

かすみ「そ、それは……」

あなた「そしてもう一つはもう…言葉にしなくてもわかるよね?」

かすみ(あ……)

かすみ(先輩はこれまで、色々な事を乗り越えさせてくれた。そうして乗り越えてきた)

かすみ(それは胸を張って進むから。こうしたいという行動力、それはまさしく、道を切り開き続けた)

かすみ(掴むべき明るい未来へ進むために)

かすみ(だけどその未来を消されてもなお進む、それはどうなる?)

かすみ(答えはたった一つ―――――――でも、だからこそ)

かすみ(この先輩にそんな思いを抱かせた、ランジュを絶対に許さない。きっと先輩は気づいていない、先輩のどす黒い地獄のような気配、天使の顔をした悪魔の笑みに、自分自身で気づかない)

かすみ(地獄の底まで、お供をしよう)

かすみ「かすみん、何をすれば良いですか」

あなた「二つかな」

彼方(ああ、そうか。あの中に眠っている力が。あの羽織ったジャージの向こう側にあるもの、それは)

彼方(全てを厭わず進む足。そのすべてが―――――――災厄と化してしまう、その瞬間だ。私は、それを眺めるしかない。彼女自身が止まるか、或いはすべてを焼き尽くすのか)

彼方(そうだとも、頼りすぎてきたのだ。私たちは)

彼方(せめて最後まで見届けよう、私たちがいた事を残すために)

かすみ「…どこまでやりますか」

あなた「キラークイーンかな」

かすみ(その時に見たこの人の笑みを、心に焼き付けておこうと思った)

かすみ(目には目を、歯には歯を。仇には報復を。そのすべてを示してる)


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