51: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2020/12/06(日) 14:17:03.36 ID:6vmrczOW0
P 「意識を正しく乗せたなら、大きな声は必要ないよ」
P 「例えばだけど、キッチンの方から透とか雛菜が、小声で『ちょっとちょっと』なんて呼んでる。そしたら、向かうだろう? 意識が届いているわけだから、なんなら声もいらない」
円香「……」
P 「必要な意識を必要な声量で。みんな日常で、無意識にやってるんだよ。それを意識してやれたら……それはどちらかって言うと役者さんとかの特技かもな」
P 「円香は届けたい意識が無いなんて言ったけど、それは嘘だ」
円香「……は?」
P 「円香は嫌がるかもしれないけど……俺に質問したことそのものが、円香にそういう、伝えたい意識があるって証明してる」
円香「……」
P 「とても小さいかもしれない。自分ではまだ気づかないかもしれない、でも」
円香「もういいです」
P 「……円香は」
円香「やめてください」
P 「……」
円香「やめて」
P 「……」
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