22: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2021/02/15(月) 00:57:08.59 ID:UXYRaHXx0
男「そうは言ってもだな、これ以上は・・・・・・」
人魚「・・・・・・私がいくらお花畑な夢見ガールでも、一人で男性の家にいくことがどんなことかぐらいわかってます」
男「・・・・・・多分、それはただの憧れだ。たまたま辛いところにちょっと年上のちょっと頼れる男がいたから、錯覚してるだけだ」
人魚「それに何の問題があるんですか!」
男「そりゃそんなことで勘違いしたまま、後悔して欲しくねーからだよ」
人魚「今はあなたの言うとおり勘違いかもしれません!あなたの言ってるとおり後悔するかもしれません!」
人魚「でも!勘違いも後悔も、杞憂で終わらせればいいだけです!勘違いだと思っていたこと自体が勘違いで、後悔すると思ったこと自体に後悔したい!」
人魚「夢も!憧れも!錯覚も!現実になってしまえば同じです!私の夢を現実にしてくれたのはあなたです、男さん!」
男「・・・・・・」
人魚「・・・・・・でも、まだ私はお寿司を食べただけです。私の現実は、まだ一つだけ」
男「・・・・・・おいおい、観覧車に乗ったのはカウントしてくれないのか?」
人魚「男さんこそ勘違いしていますね」
男「え?」
人魚「私は観覧車に乗るのが夢なわけじゃないんです」
男「いや、でも確かこの前」
人魚「『恋人と』観覧車に乗る。それが、私の夢の1つです」
男「え?あー、なんかそんな感じで言ってたような気も・・・・・・」
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