櫛枝実乃梨「大河、綺麗だね」川嶋亜美「馬子にも衣装って感じ?」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/10(金) 00:06:13.22 ID:6ku8zbpTO
あの日、星が砕けた日。忘れられない。
居た堪れない私の傍に彼は居てくれて。
砕けた星のかけらを拾い集めてくれて。

まるで自分に言い聞かせるように諭した。

「直るんだ。壊れたって、ちゃんと」
「っ……高須、くん……」
「おう」
「高須、くん……」
「居るよ。櫛枝の傍に居る」

モザイク調になっても、星は輝いていた。

「明日、パーティーに来てくれよ」
「だめだよ……私は行けない」
「でも、待ってるから!」

あの日の彼の言葉がまだ耳に残っている。

「待たないで……行けない、からさ」

そう言って立ち去る私の背中に彼は叫ぶ。

「待ってる……待ってるからな!!」

高須竜児。いい奴だ。そして好きだった。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/10(金) 00:09:22.87 ID:6ku8zbpTO
「なんつー顔してんのよ」

はっとして我に返ると、眼前に川嶋亜美。

「親友の披露宴でする顔じゃなくない?」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/10(金) 00:12:08.34 ID:6ku8zbpTO
「大河、綺麗だね」
「馬子にも衣装って感じ?」

赤のドレス、白無垢、ウェディングドレス。

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/10(金) 00:14:47.08 ID:6ku8zbpTO
「マジでお前最悪な」
「うん……知ってる」

こんなだから私はお嫁さんになれなかった。

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/10(金) 00:16:40.53 ID:6ku8zbpTO
「そろそろご挨拶に行きますか」
「えー亜美ちゃんめんどくさい」
「ほら、大河も高須くんもお待ちかねだよ」

新郎新婦がこちらを眺めて微笑んでいる。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/10(金) 00:18:58.83 ID:6ku8zbpTO
「はいはーい、亜美ちゃん質問でーす!」
「なによ、ばかちー」
「おふたりの子供はまだなのかなーって」

酔っ払いあーみんが下品に絡むと、大河が。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/10(金) 00:22:06.05 ID:6ku8zbpTO
「早く元気な赤ちゃんを産んでね、竜児」
「おう!」
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

待ち合わせ場所に行ったら彼は居なかった。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2021/09/10(金) 00:30:13.44 ID:6ku8zbpTO
最近ですね、『恋は双子で割り切れない』というライトノベルを読んでまして、それを読むと久しぶりにとらドラSSが書きたくなってしまいまして、結果的にこの有様でした。
末筆ですが、自動販売機に挟まるあーみんの気持ち、すごくよくわかります。

最後までお読みくださり、ありがとございました!


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