勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の続編の続編
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976:名無しNIPPER[sage saga]
2022/06/30(木) 19:45:56.12 ID:KpvTj3yS0
『どこかの上空』


シュゴーーーー ビュゥゥゥ


女海賊「高度上げないでおくわ…呼吸落ち着いた?」

商人「どうにか自律で呼吸出来てる…危なかったね」

女海賊「心臓に当たらなくて良かったよ」

商人「そうだね…でも肺も結構な重症だ」

女海賊「あんま出血して無かったから大丈夫と思ってたけど全部肺の中に血が出たんだね」

商人「うん…僕が傷口を無理やり押さえてたのもある」

女海賊「まぁ助かりそうだから結果オーライ」

商人「…それで?情報屋は諜報員だとバレて居たんだ?」

女海賊「リカ姉ぇがそう言ってた…地獄耳で聞いたんだと思う」

商人「もうキ・カイには戻れないだろうね…」


ニョロニョロ モソモソ


青年「…この虫は?」

女海賊「そいつはワームだよ…情報屋の血で床が汚れたから掃除させてる」

商人「虫だらけで驚いたかい?」

青年「あなた達は何者なんですか?」

商人「そうか情報屋から何も聞かされて居ないのか…」

青年「はい…無理矢理連れて来られて…」

商人「僕が渡した書物を読んで大体分かるんじゃないかい?」

青年「勇者達…伝説の話だとばかり…」

商人「話せば一晩じゃ語り尽くせない…彼女の眼を見てごらん」

女海賊「…」パチクリ

青年「青い瞳…伝説は今も…」

商人「まぁそういう事さ…君は書き物が得意なんでしょ?書き残すが良いさ…」

青年「先生が僕に勉強させたい事って…」

商人「書物1000冊あっても足りないくらいの知識が必要さ…そんな人が他にも居る」

女海賊「あんま期待させる事言うとガッカリするじゃない?」

商人「ハハそうだね…まぁラクにしてなよ」

女海賊「ほんでどうする?アテも無く飛んでるんだけど…」

商人「光の石で下を照らしながら飛んで見ようか」

女海賊「爆弾投下用の穴から照らして」

商人「分かった…通称ウンコの穴ね?」

女海賊「分かってんじゃん…さっさとやって」


パカ ピカーーーーーーーー


女海賊「こんなんで分かるんかなぁ…」



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