私「妖精を粉砕して失われたもの」
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23:名無しNIPPER[saga]
2021/12/24(金) 20:42:03.71 ID:O8t46fem0

──大学・帰り道──

ガサッ

私(いつもの帰り道を短縮して裏通りに入ると、薄暗い道脇に老人が1人で座っている)

私(姿格好に見覚えがあった。美少女と一緒にベンチに座っていたあの浮浪者だ)

私(じっと見つめていたせいで客だと勘違いされたのか、浮浪者は段ボール箱を指差して言った)

浮浪者「カラーヒヨコはいらんかね」

私(箱の中で色とりどりのヒヨコが鳴いている)

カラーヒヨコ『ぴよぴよぴよ〜』

私「今どきカラーヒヨコ売りって……」

浮浪者「なんだぁ? 冷やかしかよ。なら用はない。しっし!」

私「……。この裏通り、滅多に人は来ないとはいえ、たまに私みたいなのも迷い込んできますから」

浮浪者「んー?」

私「露天商なら別の場所で開いたほうがいいと思いますよ」


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