勇者「正義も善もゴミもクズも一緒暮らしていける世界」
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6: ◆T2EFhICLCo[saga]
2022/02/27(日) 23:33:14.36 ID:bn98H+Ip0
魔理沙「他人に食べてもらうために作るって、その人たちは自分の食べ物や飲み物をどうしてるんだ?」

霊夢「みかんやお茶を売った対価として、各種族から必要なものを調達してるのよ」

魔理沙「はえ〜、なんだか面倒な生き方だな」

霊夢「みかんやお茶はどの種族にとっても必需品ではないからこそなせる業なのよね」

霊夢「必須ではないけどあれば欲しいみたいな、広く浅く受け入れられるものでないと、この手法は成り立たないわ」

魔理沙「なんでそんな面倒な手法にこだわるんだ?」

霊夢「みかんやお茶を育てている人たちにとって、必須な食べ物や飲み物を魔国で手に入れるのは困難を伴うからよ」

魔理沙「そんな種族がなんでここで生きていこうと思ったんだよ」

霊夢「彼らはそもそも、この魔国で生きていこうなんて思っていなかったのよ」

魔理沙「どういうことなんだぜ?」

霊夢「魔理沙、他者のために物を作ったり育てたりしあって生きている存在を知らない?」

魔理沙「いや……? 人間の王国とかならそうやって生きているんだろうけどな」

霊夢「その通りよ。みかんやお茶を育てているのは人間族なのよ」

魔理沙「人間族!? なんだ、敵からの密輸入品なのか、これ?」

霊夢「落ち着いて魔理沙。この魔国内での話よ」

魔理沙「じゃあ、この魔国内に人間族のスパイがいるっていうのか?」

霊夢「ええ、魔国内に人間族がいるのよ」

霊夢「でも、スパイではないわ。魔王様の許可のもとで、みかんやお茶を売って生活しているわ」


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