「今日からあなたは、仮面ライダーです」 せつ菜「へ?」
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名無しNIPPER
2023/05/22(月) 10:18:20.42 ID:M7t/lYat0
ツムリ「皆さま、お疲れ様です! 戦争ゲーム・第1ウェーブ終了となります!」
秀秋「ふん。今ので大体の参加者は消えたか。ライバルは少ないに限るぜ」
千春「……ゲームオーバーになった人たちって、やっぱり、その……消えちゃうんですか?」
ツムリ「IDコアの破損によって退場なさった方はこの世からもご退場となりますが、今回のゲームでお宝をジャマトに奪取されただけの方たちはあくまで脱落となり、デザイアグランプリに関する出来事を忘れ、元の生活へと戻っています」
せつ菜「今の時点で、ゲームオーバーになったのは私たちのところと、もう一つ以外のチーム全部……」
男2「よっ。そっちも三人揃って無事みたいだな。よかったよかった」
女2「あれ、その人たち知り合い?」
男2「あぁ、こっちの男とは前のデザグラで競い合った仲なんだ」
秀秋「何の用だよ、東条」
せつ菜(東条 夏雄さん……強者の風格がありますね。強そうです……)
夏雄「いや。ライバルが心配だったから見に来たんだよ。初手で引いたバックルがあんまり良くないものかどうか不安だったからな」
秀秋「ハッ。さてはお前、ハズレバックルでも掴まされたか? 生憎俺はこのゾンビだ、使いやすいバックルで楽だぜ」フリフリ
夏雄「いいなぁ、大型バックル。残念なことに俺はハンマーだから、ちょっと骨が折れたよ」
女2「でも夏雄くん凄いんだよ、私もおっきなバックル使ってるけど、私より強いんだもん! ほらこれ、あたしのバックル! ニンジャ!」
夏雄「ま、一応前回のデザ神だからな。小型でもあの程度ならやれなくはないぜ?」
秀秋「……調子に乗りやがって。今に見てろよ」
千春「……私と同じ、小型バックルで活躍したんだ」
せつ菜「彼は前回の優勝者みたいですから。大丈夫です、渡辺さんも頑張れば活躍の機会は巡ってきます」
千春「そう言ってくれると、嬉しいなぁ……」
男3「……賑やかだね。僕のこととかも紹介してくれたら嬉しいんだけど」スタスタ
夏雄「だったら自分から会話の輪に入ってきてくれよ、一人で考え事してるみたいだったから、そっとしといたんだぜ」
男3「それは悪かったね。なんて話しかけようか考えてたんだ」
夏雄「コイツも俺のチームメイトなんだ。結構頑張ってたぜ」
男3「ま、バックルがこんなのだから……このゲームと相性が悪くて戦い辛かったけどね」スッ
せつ菜「ドリルですか。もしかして、攻撃範囲が狭いんですか?」
男3「ご名答。一体ずつしか倒せないから、東条くんに庇って貰えなかったら死んでたよ……あ、申し遅れたね。僕は西野 冬樹。特技は賢そうなポーズを決めることさ、実際は偏差値30くらいだけどね」
女2「あ、あたしも自己紹介してなかったね! あたしは忍野 幸! 趣味はアイドルのおっかけ! よろしくね!」
せつ菜「中川菜々です。よろしくお願いします!」
秀秋「フン。くだらねぇ……蹴落とし合う仲でのんきになれ合いなんかやってんじゃねえよ」
夏雄「おいおい。そういう言い方はないだろ……ま、佐藤なら仕方ないか。次のゲームも全員生存できるといいな」
千春「そうですね……出来れば、誰も退場しないといいなぁ……あと、痛い目に遭わない奴だと助かります……」
せつ菜「はい! 世界をジャマトから守るのがこのゲームの目標でもありますし、頑張りましょう!」ペカー
冬樹(この子可愛いな……アイドルかなんかなのかな)ヒソヒソ
幸(わかる、どっかで見たことある気がする)ヒソヒソ
せつ菜「?」
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