クラスの変わり者が揉め事を起こして始まる一次創作
1- 20
1:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 17:39:56.06 ID:J1OtaQLyO
「あんたさぁ、ムカつくんだよね」

この多様化を肯定するご時世、クラスにひとりくらいおかしな生徒が混じっているのが普通になっているが、ご多分に漏れず、あたしのクラスにもおかしな生徒が存在している。

「聞いてんのかよ、田中ァ!」

田中、なんといっただろうか。あたしを含めてそいつの下の名前を知っているクラスメイトは少ない。というか誰もいないかもしれない。そのくらい地味で存在感のない生徒だ。

「ちょっとちょっと、朝からなにキレてんのさ? しかも相手は田中ってどゆこと?」

怒鳴り散らしているのは山田。山田とよくつるんでいる佐竹が事情を聞く。クラスメイトも聞き耳を立てて、この騒動の原因を探る。

「どうもこうもないっての。こいつ、裏でコソコソ高橋先輩と会っててさ。昨日キスしてるとこを見たんだよ。気持ちわりー」

衝撃的な事実にクラスがざわめく。高橋先輩ってのは下級生から絶大な人気を誇るイケメンな先輩だ。山田がその高橋先輩に惚れているというのは周知の事実で、会えばよくきゃあきゃあ言っていた。そんな山田がよりによって愛しの高橋先輩のキスシーンを目撃してしまった。これは絶対絶命、どうする田中。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 17:42:49.02 ID:J1OtaQLyO
「マジ? 田中、それほんと?」
「……はぁー」

佐竹が事実確認すると田中はため息を吐いて辟易した様子でやれやれと首を振りながら。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 17:45:28.51 ID:J1OtaQLyO
「また僕のことを観察してたの?」

放課後、帰り支度をしていると田中にそう囁かれた。普段からお喋りをする間柄ではないけれど、揉め事があるといつも絡まれる。

「田中って山田が高橋先輩のこと好きって知ってたでしょ?」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 17:50:52.01 ID:J1OtaQLyO
「あの、高橋先輩。遅刻しちゃいますよ?」
「頼む、田中! もう一度だけ!」

翌朝。登校中にコンビニの裏から声がして覗いてみると、今度はあたしが田中のキスシーンを目撃しそうになった。

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 17:54:39.46 ID:J1OtaQLyO
「有栖川、一緒に帰ろう!」
「ん。よかろう」

あれ以来、田中との距離が縮まった。もともと人間観察するあたしから、田中は自分が客観的にどう見えているのかを聞き出すことはあったが、別に友達ではなかった。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 17:56:47.47 ID:J1OtaQLyO
「お、おまたせ……」
「田中、あんた遅すぎるって……え?」

休日デート当日。振り返るとそこには肩出しニットワンピースを着た美少女が佇んでおり、そんな童貞を殺すような服を着ているのが田中であると脳が認識した瞬間、あたしはスマホを取り出して激写した。

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 17:58:34.85 ID:J1OtaQLyO
「ていうか、あんた寒くないの?」
「寒いけど……こないだ、有栖川の生足論を聞いたからね。今日は痩せ我慢してみるよ」
「ふーん」

ニット自体はあったかいんだろうが、露出が多すぎる。映画とか飯を食ってる時は平気そうだけど、外を歩くには寒かろう。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 18:01:09.52 ID:J1OtaQLyO
「別にあたしは田中を助けたわけじゃない」

そう。何もしてない。助けたわけじゃない。

「あんたが困っててもただ見てるだけだった。あんたがあたしに話しかけてから、会話をするような薄情者だ」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 18:03:09.42 ID:J1OtaQLyO
「ま、まあ、経緯はどうあれ、結果オーライじゃん? そういうことにしとこう、うん」
「嫌いにならない?」

そんな風に上目遣いするな。卑怯だぞ田中。

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/09(木) 18:46:15.73 ID:1WgXEtdg0
結局何が言いたいのかさっぱりな自己満足の駄文やん
無理に捻り出すよりも死ぬまでうんこにまみれたものを
書き続けている方がお前にはお似合いだよ


11:名無しNIPPER[sage]
2023/11/09(木) 19:41:34.76 ID:zhZBJo6Lo
おつおつ


12:名無しNIPPER[sage]
2023/11/09(木) 19:42:42.42 ID:Vm8jKpWdO
悪い事言わんからこんな所より他の所で書いた方がいいよ。


13:名無しNIPPER[sage]
2023/11/09(木) 19:51:39.01 ID:3MiSuUjbO
登場人物の本名が判明しないとか、お前が散々汚してきた
ハルヒのモロパクりやん。これで一次創作名乗るとか笑わせんな


14:名無しNIPPER[saga]
2023/11/10(金) 03:32:43.56 ID:J4m7k5JcO
「有栖川、ちょっといい?」
「ん? なに?」

僕のクラスには変わった人がいる。僕自身もかなり変わり者である自覚はあるけれど、目の前でその鋭い眼光を話しかけてきた山田に向かって飛ばしている有栖川は変わり者だ。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/10(金) 03:36:23.92 ID:J4m7k5JcO
「へー山田って案外根性あるんだ」

胸ぐらを掴まれても怯まなかった山田に対して有栖川は感心して、こちら振り向き呼ぶ。

「田中、そろそろ山田と仲直りしな」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/10(金) 03:39:18.61 ID:J4m7k5JcO
「有栖川、今日はごめんね」
「ん? なんのこと?」

帰り道に騒動に巻き込んだことについて謝罪すると、有栖川は本当に心当たりがないかのようにキョトンと首を傾げた。

以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/10(金) 03:44:31.56 ID:J4m7k5JcO
「有栖川」
「なに山田。昨日の続き?」
「違う違う!! 山田も一緒にお弁当食べたいんだって! もちろん田中も一緒にね?」

翌日の昼休み。お弁当箱を持った山田と佐竹と一緒にお昼ご飯を食べることになった。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/10(金) 03:53:25.08 ID:J4m7k5JcO
「田中、なんでひとりで帰んの?」
「有栖川……」

放課後。靴を履こうとしていたら、昇降口で有栖川に見つかってしまったので説明する。

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2023/11/10(金) 03:57:41.29 ID:J4m7k5JcO
「有栖川、もう平気?」
「なにが? 別に全然、なんともないけど?」

あれから慌てて全言撤回して有栖川を泣き止ませて、ようやく帰路についた頃にはすっかり夕暮れだ。野次馬にジロジロ目撃されたので、噂は更に大きくなっていることだろう。

以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage]
2023/11/10(金) 19:45:09.19 ID:sSyhUtx2o
続き感謝!

おつー


21:名無しNIPPER[saga]
2023/11/11(土) 02:14:34.01 ID:K/6HqkOhO
「いい加減許してよ有栖川」
「うるさい田中あっちいけ」

はい! ということで本日も始まりました変わり者が起こす揉め事。実況はわたくし、佐竹でお送りさせて貰います。解説は山田です。

以下略 AAS



81Res/85.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice