こんな恋愛がしたい  安部菜々編
1- 20
16:名無しNIPPER[sage saga]
2024/04/15(月) 21:36:08.50 ID:HdnryJIo0
―――1ヶ月後
「菜々さん、遅れてごめんなさい」
「ああっ!やっと来ましたね。遅いですよ、もう!」
「ごめんなさい、ちょっと道が混んでて・・・」
「誰かに、尾行されたりしてないですよね?」
「大丈夫ですよ」

俺と菜々さんは、また、休日を一緒に過ごすようになった。
前よりも気を遣わなければならないことが多くなったが、それでも、とても幸せな時間である。

「そうそう、今日はこんなものを持ってきたんですよ」
「これは・・・ええっ!?」
「あの日渡せなかった、婚約指輪です。付けてみてくれませんか?」
「しょうがないですねえ〜。付けるのは良いですけど、2人の時だけですからね!」
「当然です!」
菜々さんは、軽口を叩きながらも、そっと左手を差し出してくる。
俺は慎重に、その薬指に指輪をはめた。

「どう・・・ですか?」
「すごく・・・素敵です」
そこに居たのは、紛れもなく、この世に降り立った天使だった。
何時か来るその日のために、彼女に相応しい男であり続けよう。
そう強く心に誓いたくなるような、そんな光景だった。
「菜々さん、俺、頑張ります」
「ええ!?何をですか??」

オフはまだ、始まったばかりだ・・・



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
18Res/15.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice