過去ログ - 上条「約束したよな?例え地獄の底でも、お前を ――― 」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/07(月) 22:53:23.98 ID:OPr6xd7U0



風邪が治った。

姫神には感謝だな。あと小萌先生にも。



そして、誰よりもインデックスに。



誰かがずっと側にいてくれるって、あんなにも嬉しいものなんだって知った。

熱で朦朧としてても、インデックスが俺の事を心配してくれていたのも、ずっと側で看病してくれてたのも知ってる。

何より、普段インデックスが寝てるベッドは、アイツの匂いでいっぱいだった。

甘くて柔らかいインデックスに包まれてるみたいに、ベッドは甘い香りでいっぱいで、熱のせいでふわふわしてるのか、俺にはわからなかった。

アイツが顔を近づけてきて、おでこで熱を測ってきた時は、顔が熱くなったのがわかった。

「すごい熱なんだよ、とーま」って。




バカ、お前のせいだよそりゃ、と言いたかった。







まぁ、上条さんは純情ヘタレボーイですからそんな事は言えませんけどね。




俺は必死なアイツには悪いけど心の中で「幸福だぁ!!」と叫んでいた。

水枕を替えてくれたり。

おでこに手を置いて熱を計ったり。

アイツの小さな手の感触一つ一つがすごく心に響いて、アイツはずっと俺の手を握ってくれていた。

俺の右手を。

幸福を消しちまうはずの手を握って、俺はアイツから幸福をずっと貰っていた。










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