過去ログ - 澪「私と唯とギー太とエリザベスとベッドと部屋」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/03/08(火) 01:23:55.99 ID:MjAwUwlio
高校に入った時も大学に入った時も、唯の頭には希望しかなかったように私には思えていた。


唯が話し始めると、今度は私が相槌をうつだけになった。

唯は自分の思考を言葉に換える事があまり上手くないけど、三年以上一緒にいる私には大体の意味が理解できた。

高校に入って部活を決める時、唯は「何かしなくちゃ」というある種の強迫観念に駆られていたらしい。
何をしたらいいかわからなくて悩んだ末の軽音部だったけど、結果的にこれ以上ないくらい楽しかったから、それは良かった、というような事を唯は言った。

大学に入ると、高校の時と違って、やるべき事、やりたい事ははっきり見えていた。
私はそういうものを「ドア」としてイメージしていたけど、唯は「宝箱」と表現した。
それを開けると楽しい事が飛び出してくるのも唯はわかっていた。
唯にとって新しい事と楽しい事はイコールで、それは私も同じだった。


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