5:団子屋
2011/04/23(土) 04:23:24.84 ID:jz2aUBi80
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カツカツ
目的のもの買い、アスファルトに乾いた音をさせながら彼は帰り道を歩いていた。
やがて彼の根城であるマンションに着いた。
ここのセキュリティは指紋センサー、または登録を済ましてある
IDカードで開くシステムになっている。
学園都市の最先端のセキュリティで管理しているだけあり
スキルアウトやチンピラなどがこのマンションに不法で侵入しようとものなら
2分もかからないうちに捕まってしまうだろう。
まぁ、もっともそんなものがなくとも学園都市第一位がこのマンションに住んでいる、
それだけで最高のセキュリティとなりえるだろうが……。
一方通行は照合をすませ、エントランスを抜けてエレベーターに乗り、
自身が住む最上階のボタンを押した。
ピッピッピッ……ポーン
エレベーターから降り、自分の部屋の前まで来た彼はカギを差込みおおよそ20分ぶりに
ウチに帰ってきたのであった。
ガチャ
バタン
ガチャ
彼は杖をいつものところに置きソファにすわり、買ってきたばっかのコーヒーの
ブルタブを開け渇いたのどをうるおしていた。
ゴクゴク プハッ
半分ほど残して彼はコーヒーをテーブルの上に置いた。
のどもうるおい、彼は携帯を取り出し最新である着信履歴にコールしようと思いその手を止めた。
いや、止まってしまったという表現のほうが正しいか。
彼はその履歴を見て思わず、何か得体の知れないモノが背筋を駆け上がるような感覚に陥った。
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