過去ログ - フレンダ「結局、全部幻想だった、って訳よ」
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/05/19(木) 23:03:37.34 ID:Kkb6Vddso
 その青髪の言葉に小萌は僅かながら動揺する。

小萌「え、えーっと、青髪ちゃん。冗談でもそういうことを言っちゃダメですよ?」

青髪「冗談なんかじゃなく、ボクァ結構本気でいってるんやけどなぁ……先生ちっちゃくて可愛いし」

小萌「も、もう!先生は大人の女性なんですから、ちっちゃいとか言っちゃダメです!」

 ぱたぱたと手を振って青髪の発言を禁止する小萌。
 上条も含め、きっとこのクラスの意志は瞬間的に一つになっただろう。
 『この先生、可愛い』――と。

小萌「この質問はこれで終わりです!それじゃあ次の質問は――」

少女A「はいっ!先生って趣味とかなんですか!」

少年A「あっ、女子きたねぇぞ!先生!それじゃあ好きなタイプとか――」

少女B「あーやだやだ、男子ってそんな質問ばっかりで端直よねー」

少年B「そんなこといったら女子だって自分のことしか考えない自己中ばっかじゃねぇか!」

少女A「何いってんの、そんなこといったら男子だって――――!」

 窓側に座っている上条の目の前で、男子VS女子の罵詈荘厳の争いが繰り広げられる。
 まだ知り合って一日目のクラスでここまでヒートアップすると正直この先の関係にも関わるのではないかと思う。
 少なくとも高校生活を安泰に過ごしたい上条にとってこの状況は面白くないものだ。
 だから上条は周りを見渡して、男子でも女子でも言い合いに参加していない人を見つけようとして。

 上条はそれを見た。
 必死に声を上げても誰も見向いてくれない小萌先生が涙目になってすらも声を張り上げいたのを。


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