過去ログ - 佐天涙子「何この子カワイイ!!///」ギュッ 真庭人鳥「うわっ!?」
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[sage saga]
2011/06/25(土) 22:29:21.03 ID:SF807S7Y0
「上やん、ちょっと…」
土御門は上条の首を半ば強引に掴み、ヒソヒソ話をするため吹寄に声が聞こえない所まで移動した。
「ぅおっ…!?」
イライラした表情の顔を上条の顔に押し付ける土御門。
「おいコラ…、なんでアイツを連れてきやがった…」
「……それは…」
歯切れの悪い上条に、さらに土御門はイライラする。
「テメェ…今日はマジメな事するって言ったよな?今日はマジでしなくちゃならねぇって言ったよな?」
「ああそうだ!だから誤っているんだ土御門!そして顔が近い!怖い!」
「うるせぇよ。謝る前になんで吹寄を連れてきたか、言い訳でもいいから話せ。もしつまらん回答だったら、首と胴体をオサラバさせるぞ」
「(やべぇ…こいつマジの眼だ……)………わかった…わかったから、落ち着け、落ち着け……な?」
上条は顔が近い土御門を強引に離す。
「まず…今日、学生寮をインデックス達を何とか誤魔化して、こっそり出てきた所を待ち伏せされたんだ……」
「はぁ!?………なんで?」
土御門にとって、予想もしない言い訳だった。
「わかんねぇよ……。実は昨日の夕方、一緒に遊びに行かねぇか?って誘われたんけど、土御門との約束があるからって断ったんだけど…」
上条は俯いてボヤく。
「そん時は大人しく引いてくれたけど、……今日は一緒について行くって聞かなくて……。どんなに説得しても、お前たち問題児が街をフラフラするのはどうしても気になる…って言ってて…」
「ぁあ…」
土御門は手を目に当てる。
そうだ、吹寄制理という女は問題児を見つけると、すぐさま更正させよう行動する、生粋の委員長人間なのだった。
それならしょうがないな……。
「って上やん、もっと吹寄を騙すのにマシな言い訳があっただろう!」
「しょうがねぇだろ!?それしかなかったんだから!じゃあどんなのがあったんだよ!?模範解答プリーズミー!!」
「あ!?……例えば…今日は可愛い彼女とデートなんだよ!……とか、嘘でもそう言えば良かったんじゃねぇか!!…」
「言ったよ!…悲しいけど嘘だけどな!!………そしたら『そうか!どれ、そのお前の彼女とやらはどんなのか気になる。紹介しろ』と言ってきて…」
「……」
女の勘という奴で、吹寄は嘘を見抜いていて、わざとそんな事を言ったのだろう……。それとも天然で言ったのだろうか……。きっと前者だろうな。
土御門は溜息をつく。
「しかも、それも断ると昨日のことをクラスに言いふらすぞって脅されて……」
「昨日の事?」
「…あっ」
上条は余計な事を言ってしまった口を押えた。
「いや、なんにもない……」
「…?……まぁいい、とにかく今はどうやって吹寄を帰させることだが……そうだなとにかく…」
と土御門は上条に妙案を出そうとしたその時……。
「ほう?…そうか、そんなに私がじゃまか?上条当麻・土御門元春」
ビクゥッ!!と背中を跳ねらせる二人。
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