過去ログ - 佐天涙子「何この子カワイイ!!///」ギュッ 真庭人鳥「うわっ!?」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/25(土) 22:29:21.03 ID:SF807S7Y0
「上やん、ちょっと…」

土御門は上条の首を半ば強引に掴み、ヒソヒソ話をするため吹寄に声が聞こえない所まで移動した。

「ぅおっ…!?」

イライラした表情の顔を上条の顔に押し付ける土御門。

「おいコラ…、なんでアイツを連れてきやがった…」

「……それは…」

歯切れの悪い上条に、さらに土御門はイライラする。

「テメェ…今日はマジメな事するって言ったよな?今日はマジでしなくちゃならねぇって言ったよな?」

「ああそうだ!だから誤っているんだ土御門!そして顔が近い!怖い!」

「うるせぇよ。謝る前になんで吹寄を連れてきたか、言い訳でもいいから話せ。もしつまらん回答だったら、首と胴体をオサラバさせるぞ」

「(やべぇ…こいつマジの眼だ……)………わかった…わかったから、落ち着け、落ち着け……な?」

上条は顔が近い土御門を強引に離す。

「まず…今日、学生寮をインデックス達を何とか誤魔化して、こっそり出てきた所を待ち伏せされたんだ……」

「はぁ!?………なんで?」

土御門にとって、予想もしない言い訳だった。

「わかんねぇよ……。実は昨日の夕方、一緒に遊びに行かねぇか?って誘われたんけど、土御門との約束があるからって断ったんだけど…」

上条は俯いてボヤく。

「そん時は大人しく引いてくれたけど、……今日は一緒について行くって聞かなくて……。どんなに説得しても、お前たち問題児が街をフラフラするのはどうしても気になる…って言ってて…」

「ぁあ…」

土御門は手を目に当てる。

そうだ、吹寄制理という女は問題児を見つけると、すぐさま更正させよう行動する、生粋の委員長人間なのだった。

それならしょうがないな……。

「って上やん、もっと吹寄を騙すのにマシな言い訳があっただろう!」

「しょうがねぇだろ!?それしかなかったんだから!じゃあどんなのがあったんだよ!?模範解答プリーズミー!!」

「あ!?……例えば…今日は可愛い彼女とデートなんだよ!……とか、嘘でもそう言えば良かったんじゃねぇか!!…」

「言ったよ!…悲しいけど嘘だけどな!!………そしたら『そうか!どれ、そのお前の彼女とやらはどんなのか気になる。紹介しろ』と言ってきて…」

「……」

女の勘という奴で、吹寄は嘘を見抜いていて、わざとそんな事を言ったのだろう……。それとも天然で言ったのだろうか……。きっと前者だろうな。

土御門は溜息をつく。

「しかも、それも断ると昨日のことをクラスに言いふらすぞって脅されて……」

「昨日の事?」

「…あっ」

上条は余計な事を言ってしまった口を押えた。

「いや、なんにもない……」

「…?……まぁいい、とにかく今はどうやって吹寄を帰させることだが……そうだなとにかく…」

と土御門は上条に妙案を出そうとしたその時……。


「ほう?…そうか、そんなに私がじゃまか?上条当麻・土御門元春」


ビクゥッ!!と背中を跳ねらせる二人。


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