過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/06/26(日) 09:35:25.27 ID:iNmol0qk0
唯たちHTTメンバーが学園都市の暗部組織に属しているSSを投下します。
禁書本編開始より2〜3年前の話です。プロローグはそのさらに数年前、唯の小学生時代です。

以下注意点
・禁書キャラは登場しません。けいおんキャラとモブのスキルアウト等が登場します。
・第六位が登場します(けいおんキャラ)。
・自分だけの現実、AIM拡散力場、能力者の魔術使用について独自解釈があります。
・敵のモブのみ、ややグロい死に方をします。
・HTTの曲の歌詞について、暗部的な独自解釈があります。
・鬱注意

初投降です、よろしくお願いします。


2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:37:13.24 ID:iNmol0qk0
プロローグ

学園都市のとある「置き去り」の初等教育施設。
音楽の授業中、ダイナミックな動きでカスタネットを叩く児童を教師が褒める。

以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:39:26.45 ID:iNmol0qk0
一方、この不思議な能力は「身体検査」ではエラーとなり、正しく測定できなかった。
精密な測定のため、放課後に研究所に通う日々が続く。しかし、いかなる測定法をもってしてもその本質をつかむことはできなかった。

「はい唯ちゃん、お疲れ様。今日は終わりだよ」

以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:41:41.02 ID:iNmol0qk0
ある朝、ギターを背負って登校中の唯の前に研究者が現れた。

「おはよう、唯ちゃん」

「あ、けんきゅうじょのおじさん!」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:44:46.92 ID:iNmol0qk0
研究所のとある部屋に運び込まれた唯が目を覚ますと、すでに頭には無数の測定器が取り付けられていた。目の前には愛用のギターも置かれている。

「……ここは、どこ?」

唯があたりを見回していると、部屋に取り付けられているスピーカーから音声が響く。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:47:11.53 ID:iNmol0qk0
「何事だ!?」

爆発音を聞きつけた他の研究員たちが集まってくる。
めちゃくちゃに破壊された実験室と、倒れている同僚を見て、驚愕の表情を浮かべる。

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:49:23.90 ID:iNmol0qk0
「ここ……どこ……もうあるけない……」

薄暗い路地裏にて、疲れ果てた唯が壁にもたれかかって座っている。

「うい……ぐすん」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:52:37.95 ID:iNmol0qk0
#1 結成!



それから数年。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 09:55:52.05 ID:iNmol0qk0
「逃がすかってーの!」

少女が常人の数倍はあろうかという速度で男たちに迫る。
しかし、後方を走っていた一人が突然振り向き、銃弾を発射した。
油断していた少女は避けることができず、額に命中する。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:01:28.82 ID:iNmol0qk0
「……ふう」

「澪、おつかれ〜」

先ほどの少女が耳栓を外しながら登場する。
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:05:13.52 ID:iNmol0qk0
ケースをしかるべきところへ届け、仕事が終了した律と澪の二人は、二人が住む部屋へと戻っていた。

部屋の中には電子ドラムやアンプなど、音楽関係の機材が所狭しと並んでいる。
二人は数年前にバンドのライブ映像を見たことをきっかけに、楽器を始めた。
音波を操る能力を持つ澪はもともと音楽の才能があり、ベースの腕はかなりのもの。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:06:49.07 ID:iNmol0qk0
『相変わらず律儀ねえ……礼なんてする必要ないのに。この世界には珍しいタイプね。
それはそうと、今日はあなたたちにもうひとつ良い知らせがあるの』

「なんですか?」

以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:08:26.64 ID:iNmol0qk0
しばらくして、律が浴室から出てくる。

「律!」

「どーした澪、暗い顔して……なんかあったか?」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:10:42.63 ID:iNmol0qk0



「律、ありがとう。だいぶ落ち着いたよ」

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:11:59.32 ID:iNmol0qk0
「え〜……っと、本当に私たちの仲間になって、一緒に仕事してくれるんです……よね?」

律が思わず確認する。

「ええ。……あ、私では何か問題がありましたか?」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:13:04.86 ID:iNmol0qk0
二人のやり取りをほほえみながら見ていた紬は、廊下の向こう、部屋の中にベースと電子ドラムを見つけた。

「あら……二人とも、音楽をやってるの?」

音楽の話題が出たことで、澪の表情から緊張の色が消える。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:15:03.28 ID:iNmol0qk0
三人は部屋に戻り、律がインターホンに出る。

『あ、え、えっと、律さんと澪さんのお宅ですか?』

たどたどしい感じの女性の声が聞こえ、再び澪は安堵した。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:16:53.43 ID:iNmol0qk0
四人は音楽という共通の趣味があることから意気投合し、初対面とは思えないほど会話が弾む。
その姿はさながら普通の女子高生であり、人殺しの集団には見えない。

しばらく談笑していると、律の携帯が鳴った。ディスプレイにはまた『電話の女』と表示されている。

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:18:41.42 ID:iNmol0qk0
一般人、という言葉に澪は思わず、

「一般人だって…!? 殺せって言うんですか!?」

と声をあげる。今まで散々、裏社会の人間を殺してきたとはいえ、一般人に手を出したことはなかった。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:21:40.35 ID:iNmol0qk0
携帯電話をたたむと、律はさっそくある提案をする。

「ふふ〜ん……さーて、せっかくだしみんなで合わせるか?
って言いたいところだけど、この部屋じゃさすがに四人で演奏するのは狭いな……アンプも足りないし。
面倒だけどスタジオ借りにいくか〜」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 10:22:57.67 ID:iNmol0qk0
紬の電話の相手は家の使用人なのだろうか、ときおり紬から命令形の言葉が飛び出す。
澪の予想通り、紬はお金持ちの家の娘のようだ。

紬が電話をしているのを見ながら律はふと疑問を口にする。

以下略



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