過去ログ - クリームヒルト&西行寺幽々子「ちょっと本気出す」 霊夢「やめなさい」
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10:序章:魔女たちの幻想入り[saga]
2011/10/15(土) 16:48:12.15 ID:nhHZWkYP0

クリームヒルト「幻想郷にも“魔女”って、居るんですか?」

幽々子「う〜ん、居ると言えば居るし、居ないと言えば居ないわ」

クリームヒルト「と言いますと?」

幽々子「つまり、貴女の言う“魔女”は今日まで幻想郷には居なかったわ、“魔法使い”の女性、を指す言葉としては昔からあったけど……」

どうやら、元いた現世と幻想郷とでは、“魔女”が指す意味が違ったらしい。
よくよく考えてみると、コッチに足を踏み外す前に“魔女”と言う言葉に持っていたイメージは確かに幻想郷でのソレだった気がする。

幽々子「それで?貴女の言う“魔女”はどういう存在なのかしら? 良かったら話してくれない?」

クリームヒルト「あっ、はい、え〜と、私たちは……」


それから私は今までの事を話した。
元々は普通の人間だった事、魔法少女の事、魔女は魔法少女の成れの果てである事、
私も魔法少女から魔女となり、世界に呪いを振り撒いた事、
そして突然にも訪れた救済と言う名の消滅の事も……。


クリームヒルト「それで気が付いたらここに居て、姿も人間だった頃の姿になってて……」

幽々子「成程ねぇ……、不相応な穢れを溜め込み、堕ちた人の魂、それが貴女たちなのね。道理で人間っぽいな、と思ったら……」

ふむふむ、と一人納得する幽々子さん。
と、その時、おかっぱ頭の女の子が、障子を開けて部屋に入ってきた。

??「お待たせしました、幽々子さま。 生憎茶菓子を切らしてしまいまして……、取り急ぎ買って参りましたが、遅くなりました。 申し訳ありません」

幽々子「あら、お疲れ様ね、妖夢。 でも茶菓子を切らせていたのは感心出来ないわ、以後気を付けるように」

扇を片手にたしなめる幽々子さんは、さっきまで私の話を嬉々として聞いていた姿と違い、なんとも言えない風格が漂っていて……、
その姿を見ると名家の主と言うのも頷ける。


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