18: ◆IsBQ15PVtg[saga]
2012/05/14(月) 06:30:38.28 ID:7tHnqN7P0
初春「妹さんですか……」
刻命「ああ。この廃校にいるはずなのだが、どこを探しても見つからない」
なおも前を向いたまま、振り返ることなく話し続ける。
廃材やガラスが床の上に散らばっているのもお構い無しに、ひたすら突き進みながら。
が、その口調には嘆きの色が滲み出ているように思えた。
刻命「こんな危ないところで一人でいると思うと……じっとしていられないよ。はっきり言ってかよわいにも程があるんだ」
初春「そうなのですか。だったら……」
刻命「だったら……何だい?」
急に立ち止まる。
後ろを振り返らないまま。
そんな刻命の行動に、一瞬はっとする初春。
が、すぐに我に返り、思い立ったことを口にする。
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