過去ログ - 古泉「どうかしましたか、長門さん?」長門「……別に」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/06/07(木) 23:24:18.37 ID:erSZgrcA0

僕はそのままクラスメイトを保健室に運び、保険医にクラスメイトの処置を頼みました。
苦しそうに息を吐く少女と、真剣な顔で診察する保険医。
両者を少し離れた位置から、見守る自分。
本当は全てを任せても良かったのですが、乗りかかった舟です。最後まで付き合う事にした僕でした。どうせ遅刻は確定でしたしね。
そんな位置関係を築きつつ、診察は十分ほどで終わりました。
暫くは安静にしてなさい、と横になるように勧めた保険医の指示に、クラスメイトは大人しく従っていまいた。
……どうやら大事無かったようです、とホッと息をついた僕に、
近寄ってきた保険医はお疲れ様と労いの言葉をくれ、女生徒の軽い状況を教えて貰い、僕は保健室を後にしました。

ここまでは良かったと思います。
僕の行動に、非は無かったと。

遅刻は確定していましたが、それでも遅れた時間を取り戻そうと保健室から文芸部室までを、最短ルートで走り抜ける僕。
少々、慌てていたのは事実。
それが良くなかった。僕らしくもない失態だったでしょう。
走りぬけ文芸部室に辿り着いた僕は、普段なら立ち止まりノックをしていたのですが、急いでいた僕は今回は実行しなかった。
大事な発表が有り、僕は遅刻している身。
ならば文芸部室には、僕以外の団員は全員集まっており、まかり間違っても中で朝比奈さんが着替えているなんて無い。
無いんです。無い……はずだったのですが……。


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