過去ログ - 亜美「ふぉーちゅんキューピッド!」
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1:junjumjon[saga]
2012/06/18(月) 02:33:11.95 ID:ED9MGOng0
【VIPで読んで下さった皆様へ】
この度は大変ご迷惑をおかけしました。あちらで支援して下さった方々のご期待に添えられるよう、
新たな気持ちでこちらで精一杯書かせていただきます。改めましてどうぞよろしくお願い致します。
ちなみにタイトルを変えた理由は、「いんびじぶるガール!」はサブタイで、メインのタイトルは
この「ふぉーちゅんキューピッド」だからです。長編SSになりますが、よろしければお付き合い
下さい。
【このスレを初めてご覧になる皆様へ】
このSSは、最初VIPで 亜美「いんびじぶるガール!」というタイトルで投下されていました。
しかしVIPの規制と長文規制にひっかかり、泣く泣くこちらに移って来た経緯があります。
もう一度最初から投下しますので、安心してお楽しみ下さい。
それでは拙文ですが、どうぞお楽しみ下さい。
SSWiki : ss.vip2ch.com(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
2:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:35:28.20 ID:ED9MGOng0
序
3:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:36:25.58 ID:ED9MGOng0
小学校の終わりに亜美がアイドルになりたい!ってパパとママに言ったら真美もなる!って言ってくれて、
ふたりで765プロのアイドルになったね。亜美が竜宮小町に入ると別々に行動する事が多くなったけど、
それでも所属事務所も帰る家も同じだし、ふたりのつながりは変わらなかった。亜美は真美と、このままずっと
4:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:37:11.69 ID:ED9MGOng0
………だからまだ信じられないんだ。いきなり真美と離れ離れになっちゃった事が。いくら仲良しでも一緒に
死ぬ事はないと思ってたけど、まさかこんなに早くに亜美が死んじゃうなんてね。
5:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:40:09.87 ID:ED9MGOng0
「(はぁ〜、パパとママも大丈夫かなあ。せめて真美がもうちょっと元気だったらマシだと思うんだけど)」
スケスケの自分の手を見て、亜美はためいきをついた。パパもママも明るい人だったから、双海家はいつも
6:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:41:12.88 ID:ED9MGOng0
「(……事務所、行ってみようかな)」
正直気まずいんだけど、久しぶりに皆の顔が見たくなった。ユーレイになっちゃってからは、事務所には一度
7:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:41:43.52 ID:ED9MGOng0
「(それから……)」
亜美はそのままニュースを見る。あずさお姉ちゃんのニュースが終わり、次のニュースが流れた。
8:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:42:12.32 ID:ED9MGOng0
「(でもだったら、亜美のカラダはどこに行ったんだろう?亜美もトラックをよけたんだけどな……)」
一週間前の記憶を何とか思い出そうとしたけど、やっぱりわからなかった。いつの間にかユーレイになってた
9:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:44:35.68 ID:ED9MGOng0
「(どーしてこうなっちゃったんだろ……)」
クセになっちゃった溜息をついて、亜美は一週間前の竜宮小町の解散ライブの日を思い出していた―――――
10:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:46:38.99 ID:ED9MGOng0
第一部 いんびじぶるガール!
11:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:47:30.05 ID:ED9MGOng0
「お疲れみんな。最高だったわよ。さすが私のプロデュースしたユニットって感じね!!」
ライブを終えて舞台裏にひっこむと、りっちゃんがタオルを持って出迎えてくれた。
12:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:48:14.91 ID:ED9MGOng0
「まあ、律子にもちょっとくらいは感謝してやってもいいけどね。あんたが竜宮小町を作ってくれたおかげで
私達もトップアイドルになれたわけだし。亜美とあずさと一緒に活動するのも楽しかったしね……」
13:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:49:20.02 ID:ED9MGOng0
「も、もう何言ってるのよ!!これからが大変なんだからねっ!!さあ、打ち上げ行くわよ!!」
りっちゃんも泣きそうなのをごまかしながら、先に楽屋へ戻って行った。あれれ〜?何でみんな泣いてるの?
14:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:49:56.47 ID:ED9MGOng0
***
15:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:50:36.87 ID:ED9MGOng0
「いや〜、ホント上手く行って良かったわよ。最初はどうなるかと思ったけど、ここまで人気が出るとは
思わなかったわ」
16:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:51:11.88 ID:ED9MGOng0
「ところでみんな、契約更新の書類さっさと出してちょうだいね。締め切り間際になって出されても面倒くさい
んだから。特に亜美。あんたはいっつも最後なんだからちゃんとしてよね」
17:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:51:54.85 ID:ED9MGOng0
「さっさと出しちゃいなさいよ。これからはこういうちまちました仕事も自分でやっていかなくちゃいけない
のよ。放っておくとどんどん溜まって、レッスンどころじゃなくなっちゃうわよ」
18:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:52:29.18 ID:ED9MGOng0
「あの……律子さん、竜宮小町をもう少し続ける事ができないでしょうか………?」
「え……?それはどういう事ですか………?」
19:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:53:19.84 ID:ED9MGOng0
「竜宮小町のおかげでせっかくトップアイドルになれたのに、解散してしまうとこれからどうしたらいいのか
わからなくて……。それにまだまだ人気もあるし、もったいないというか………」
20:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:53:57.57 ID:ED9MGOng0
「でも……、でも伊織ちゃんや亜美ちゃんはそれでいいかもしれないけど、私はもう………っ!!」
あずさお姉ちゃんは下を向いたまま、悲痛な声で叫んだ。亜美にもあずさお姉ちゃんの言いたい事は何となく
21:1 ◆r99t9GCuUqXs[saga]
2012/06/18(月) 02:54:43.45 ID:ED9MGOng0
「あずささん。その事については昔私言いましたよね?アイドルを続けるかどうかで2人で悩んでいた時、私は
プロデューサーの道を選びましたが、あなたは歌手や女優になってでもアイドルを続けたいって言ってたじゃ
ないですか。そしてあなたは言葉通り1人でも頑張ってました。だから私はあなたを竜宮のメンバーに入れた
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