過去ログ - 【聖杯戦争】やる夫はステゴロワイヤーアクションで戦うようです
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16: ◆ylCNb/NVSE
2012/08/30(木) 18:30:34.30 ID:K8r29XpB0

 彼が得意とする魔術は調合した粉や油などを使った術であり、これらは「魔術礼装」と呼ぶ
魔術師の道具のなかでも極めて地味なものばかりだ。

 しかも魔術の品でありながら、複数の粉や油を混ぜ合わせたり、温度や空気との反応を利用する性質を持った
”科学的”なエッセンスを多分に含んでおり、ほかの魔術師とは異なるアプローチを試みている。

 またさらに多くの魔術師は根源と呼ばれる世界の構造に関わる事象の観測や研究に
埋没する中、彼の家系は極めて俗っぽい研究に打ち込んできたらしい。

 元を正せばビップ家は貴族であり、その関心は当然、権力や財産になった。
彼の魔術礼装も、鉱脈を探したり、火薬や新しい発明を作るためのものだったらしい。

 ところが魔術を利用した品々が出回ることを快く思わなかったのが「魔術協会」と呼ばれる
彼ら魔術師の秘密を守り、その存在が世間の目に知られないように行動する組織だった。

 ビップ家の魔法を利用した薬品はことごとく流通を禁じられ、
破産寸前に追いこまれた祖先は、逃げるように新大陸に渡ったという。

 しかしそこでもあの「セイラムの魔女事件」に代表されるような協会の魔手が
新大陸にも伸びてきて、アメリカに渡った魔術師たちはすぐに魔術の秘匿を強いられていった。



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