過去ログ - マルセイユ 「デビルメイクライ……?」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県)[saga]
2012/09/17(月) 20:55:48.82 ID:m2hPMuNk0
エンツォ 「そりゃあ、俺たちだぜ。」

モリソン 「ダンテに依頼があって来たわけだ。」


だろうと思った。しかし、2人が揃って来るのは珍しい。大抵情報屋という人種は
どちらが多くの情報を持ち、どれだけ吹っ掛けるか、出し抜くかを考えるものだ。
安酒場を根城に仕事を受けた時、情報屋たちは決まって担当の曜日を決めていたものだ。


モリソン 「デカいヤマだからな。同業者同士、手を組んだりもするさ。」

エンツォ 「そうそう。エンツォのとっつぁんのよしみだからな。」

ダンテ 「話を聞こう。」


2人の言うデカいヤマ。つまりは悪魔絡みの仕事ということだ。ひとまず
紙などを置いて会話が出来るように、ピザの空箱を床に落とし……もとい
一旦待避させることにした。2人はニヤリと笑みを浮かべた。
俺が高揚したことに気付いたのだろう。俺も隠す気は微塵も無かった。


モリソン 「アフリカって場所は知ってるか?」

ダンテ 「ニュースで見た。ネウロイが来て大変らしいな。」

モリソン 「ああ。ロマーニャやブリタニアにヒスパニア。欧州の下腹だ。
過去には国々がその地を耕し、祖国の食糧を確保するための農耕地として栄えた。」

エンツォ 「適した土地じゃ無かったが、欧州の治水の技術は昔から発達してるからな。」

モリソン 「その通り。その後、色んな事情……戦争とか諸々だ。それによって土地は荒れ、
再びアフリカは砂まみれの場所に逆戻りってわけだな。」

ダンテ 「俺は歴史の授業を受けているらしいな。」

モリソン 「まあ、最後まで聞け。そこにネウロイだ。人類は互いに戦争なんて遊びをする暇はなくなった。」

エンツォ 「言ってみりゃタマを狙われたわけだからな。」

ダンテ 「タマ?」

エンツォ 「ああ。大陸のネウロイを抑えるに精一杯なのに下からも来てみろ。」

エンツォ 「これをタマ狙いと言わなくて何だ。」

ダンテ 「ああ。そうだな。とするとリベリオンは恵まれているよ。人様のタマを守る余裕があるんだ。」


ネウロイ……1939年に突如として現れたバケモノ。ネウロイは欧州を初めとして多くの人の住む地を
奪っていった。圧倒的な物量でもって国を蹂躙し、ダキア、オストマルク、カールスラントを潰した。
ガリアも風前の灯火だそうだ。足並みが揃っていないのも理由だろうがね……
飛行型のネウロイがごまんといるのに、マジノ線なんて要塞を作ったのはまあ……何だ。
しかし、リベリオンは未だに本格的な攻撃を受けていない。そのせいかいくらか国民は楽観的だ。
さすがに危ないと思ってか、最近は本格的な支援を始めたそうだが。


モリソン 「そこでだ。お前もアフリカに行ってくれないか?」


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