過去ログ - フィアンマ「…天使…?」垣根「それじゃ、安価旅行に洒落込むとしようぜ」
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16: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2012/10/01(月) 20:56:50.66 ID:1VFRpQdS0

フィアンマ「…、…魔術師として気になるんだ」

垣根「ああ、そういやそうだったか」

垣根の中で、フィアンマは開発機関『マジュツ』…その中の『ローマ正教』で開発された優秀な能力者イメージであり。
宗教的事実に沿っての研究なのだろうと解釈している為(説教の内容は宗教臭しかしなかった)、納得しつつその背に翼を顕す。
ふわふわとした柔らかそうな翼に知的好奇心をくすぐられ、フィアンマはそろそろ左手を伸ばし、もふりと触る。
豊かな白い羽の中に手は沈み、その感触は心地良い。ただ、少々血液の残り香と思われる鉄臭さがあった。

垣根「くすぐってえからあんまり無闇矢鱈に触んな、っく」

『神が住む天界の片鱗を振るう者』。
人体すら創る事の出来るその能力は、神を冒涜せしめるもの。
しかし、フィアンマは怒るでもなく、しばらく慎重に触って知的好奇心を満たした後、ばふりと顔を埋めた。
彼は敬虔といえばそうだが、それはあくまで生きる為の指針の一つであって、神が全てだという訳ではない。
おい、と不服そうな声を出す垣根の声に応える事もせず、フィアンマは目を瞑った。
美しい白は天国にあるそれにも等しいのに、その翼から香るのは温かな垣根自身の体臭と、甘い香水と、血液の臭い。

垣根「…おい」

フィアンマ「…すー」

垣根「…この野郎」

マイペースなものだ、と呆れ。
垣根はちらりとフィアンマの様子を見やる。
腕を斬られ、体力を消耗している体での長旅は疲れるに決まっていた。
以前の自分であればふざけるなムカついたと殴って即座に起こしていたものだが、さて、どうするか。

垣根「……」




垣根はどうする?>>+1


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