過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」初春「両手に花?」
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◆evJdM4Cpzc
[saga]
2012/10/22(月) 20:12:27.48 ID:1oOZIRSAO
絶対能力に今更、興味は惹かれなくともやはり可能性を見るのは心が沸き立つ。
自らの能力がどこまで伸びるか、知らず知らずにいた世界を垣間見ていく。
頭脳に数式が刻まれる。クラクラする程に気持ちいい。
体に触れる力を自在に動かせる感覚。
これまでになかった圧倒的な力をこの手に掴む。
新しい玩具を貰った子供のようにこの力を振るってみたくなる。
一つ捉えた力を試す。
元は何階建てだったのか、上階が崩れ落ち、4階までしか残されていない鉄筋コンクリート製の建造物のそばに一方通行は移動する。
一方通行が興した暴風でも倒れなかっただけのことはあり、残された構造物の中でも大物にあたる。
一方通行はゴツンと腕をコンクリートでできた外壁に突っ込む。
肘まで入ったところで捉えていたベクトルを建造物に移し替える。
地球の自転そのもののベクトル。
ゴキンッ!!と地に繋ぎ止めていた基礎が割れた音。
一方通行「くかッあァああああああああああああああああッ!!」
地球の質量5.972×10の24乗kgが行っている自転、その自転速度は1,674.4km/h。僅か数秒足らずの回転エネルギーでも莫大な力を持つ。
その僅か数秒のエネルギーを建造物に与える。
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