過去ログ - 妹「一人っ子は辛いよ……」男「は?」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/10/29(月) 12:49:56.16 ID:3OsxgEVIO
男「どうしたんだじゃないよ君ィ!!あいつがなんか変なところに入ってきたせいでお前の母性がスパークしちゃったけどさ、よく考えたら俺たちはおケンカの最中だったじゃないか!」

妹「おケンカって妙に上品に言わないでください!腹が立ちます!」

男「敬語が身についたのは大いに結構。だが、やはりそれだけじゃ妹には足らんのだよ!」

妹「足らんってどういうことですか!?……どういうことだ!」

男「敬語を指摘されたからって治さなくていいんだよ別に。褒めてんだから!」

妹「そうやってすぐ本題からズレる。いいですか!?私今あなたが言う私に足りないものの正体を聞いているんですよ!?」

男「説明しなくてもいい!まあよかろう……それはギャップだ!」

妹「っスか」

男「無視して続けるぞ!ギャップ萌えという言葉がある通りギャップとはある程度のものならばキャラクターの強い武器になるのである。それはキャラクターだけに限ったことではない……例えば『イニシエーション・ラブ』という小説がございますが、これはタイトルから想像される激安女と激安男の激安恋愛おセ○クス小説の皮をかぶった、ある種のミステリー小説なのであります」

妹「すごいね!セ○クスにまでおをつけて丁寧語にしちゃうなんて!」

男「安い感想だな。でだ!この小説のどこがミステリーなのかというと、読者が小説を読んで頭の中に作り出す「小説内の状況」を作中で起きている事態とはまったく違うものに錯覚させるという叙述トリックが使われているのだ!すごいだろ!」

妹「はあ」

男「この小説は発売当時恋愛小説ファンはもちろん巧妙に仕組まれたトリックでミステリー小説ファンをも唸らせ、このミステリーがすごい!の第12位にランクインまでしちゃったのだ!すごいだろ!」

妹「要するにジャンルが違う分野から本場を凌ぐトリックを使った小説が現れたので、そのギャップもあって賞賛されたと」

男「すごい!俺があと八行ぐらい使って説明しようとしたことを一行で説明してくれた!そこに……シビ……れ……」ゼェゼェ

妹「普通に喋っていいですよ?」

男「あ……ありがと……あこがれ……るゥ」ゼェゼェ


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