過去ログ - 禁書「とある幸福の上条当麻、はっじまるよー」上条「ウソつけ!」
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5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2012/11/08(木) 23:04:55.69 ID:HS5R5AFr0

死にかけの老人とは思えない声量で上条が吠える。普段の優しい顔つきも、今は絶望に立ち向かう勇者のそれだ。


上条「インデックス! 長年連れ添ったがここでお別れだ。俺はあの世で童貞を卒業して幸せを掴んでみせる!」

禁書「仮に天国があるとしても、とうまはきっと童帝なんだよ」

上条「なんかニュアンスが違いますよねぇ!?」

禁書「ふふっ、私がとうまを離すとでも思っているの?」

上条「先行逃げ切りだ! お前は長生きしろよな!」


およそ夫婦らしからぬ言葉のドッジボールを繰り広げる二人。妻は楽しそうだが夫は必死だった。


上条「ハァ、ハァ……やばい、もうお迎えがきやがった」

禁書「えーっと、淫行に及んだら性器が爆発する術式を魂に刻みこんで……」

上条「やめて!?」

禁書「……冗談かも?」

上条「ちくしょう……神様はそんなに俺が嫌いかよ……」

禁書「そんな事はないんじゃないかな。私みたいな可愛い奥さんに恵まれたんだし」

上条「そう思ってたら地雷だったんだよ……」


上条は切に願う。普通の女性と普通の恋愛をして普通に愛し合って、普通の家庭を築く可能性を。


禁書「とうまには苦労をかけたけど、私は幸せだったよ」

上条「そっか……ならそれで満足してくれ。お願いだから……」

禁書「いや♪」

上条「不幸だ……」

いつもの口癖を呟きながら、上条当麻は眠りにつく。覚めることのない永久の眠りに…… 享年85才(童貞)だったという。





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